代々の歴史を未来へ受け継ぐ家 再現性と機能性を融合する造り
盛岡市 O様邸
明治18年に建てられた家屋は老朽化が進み、新築を検討することに。新築に決めかけていましたが、ちょうどその頃、鉈屋町の町並みを残そうという「町並み景観プロジェクト」の取り組みを知ります。向かいの町家が、これまでの姿を残しながら休み処として見事に再生していくのを目にし、新築ではなく家屋の再生をすることに。町並み再生を手掛けていた建築家、渡辺敏男氏に紹介されたのがウチノ建設でした。
間取りを変えず、梁はそのまま活かし、以前の雰囲気を再現。これまで悩まされていた冬の寒さを防ぐために、壁には断熱材を施しました。外側には板を少しずつずらして張り重ねていく「下見板張り」を採用。雨などが吹き付けたとき水切りが良いのが特徴です。
これまでの姿を残したまま、機能性は向上。O家の歴史はこれからも受け継がれていきます。